『もう全部投げ捨ててしまいたい・・』
生きづらさを抱えている方の中には、
「前向きに生きよう」
「過去を乗り越えたい」
と、日々がんばっておられる方もたくさんいます。
それでも、ときには…
「もう限界かもしれない」
「また同じことでつまずいた…」
「これまでの努力って、何だったんだろう」
そんなふうに感じて、自暴自棄になってしまう瞬間があるかもしれません。

つらい出来事は、過去の痛みを引きずり出してくる
・たとえば理不尽なことを言われたとき、
・誰かに冷たくされたとき、
・計画通りにいかなかったとき——
過去に傷ついた記憶がよみがえり、
「またか…」
「どうせ私なんて」
と心が落ち込み、
何もかも手放したくなる”気持ちに襲われてしまうことがあります。
でも、それは“あなたが弱いから”ではありません。
それだけ、これまで頑張ってきた証です。
つらい時、人は“過去のフィルター”で今を見てしまう
たとえば、歩いていて石につまづいて転んでしまったとします。
その出来事自体はただの「転倒」です。
でも心が弱っている時は、
「私は人生でもつまづいてばかり…」
「やっぱりうまくいかない人間なんだ」
と、過去の経験や自己否定の記憶を通して、出来事を“重く”見てしまいます。
だからまずは、
「これは過去の記憶のフィルターを通して見ているだけかもしれない」
と、気づいてあげることが大切です。
ほんとうは、
「転んだ。だから、次は注意しよう」
で終わっていいはずの出来事なんです。
未来は“白紙”。今の思い方が方向を決めていく
ここでもう一つ、大切な視点をお伝えしたいのですが、
未来はまだ決まっていない。今の自分の心が、これからの人生の方向をつくっていく。
ということです。
たとえば…
- 「痩せたい」と思って食事に気をつければ、少しずつ変化が出てきます。
- 「筋肉をつけたい」と思って筋トレを続ければ、いずれ体に変化が出てきます。
それと同じように、
「心を穏やかにしたい」
「生きづらさを卒業したい」
と思い、できる範囲で歩き続けていれば、必ず変化は訪れます。
つまずいても、戻っても、歩みは止まっていない
変化には波があります。
- 前に進める日
- 立ち止まってしまう日
- 逆戻りに感じる日
でもそれは、「変われない」のではなくて、
**“充電期間”**かもしれません。
「3歩進んで2歩下がる」
「3段上がって、2段降りる」
そういうペースで、私たちは少しずつ前に進んでいるのです。
心が闇に包まれそうなときに必要なのは、「光を信じる力」
たとえ今、希望が見えなくても、
「この闇の中でも、きっと出口はある」
「絶望的な気分になっているだけで、現実は変化していく」
そんなふうに、小さな光を信じる力があるだけで、
前に進む力は失われません。

まとめ
- 過去の記憶のフィルターで、今の出来事を重たく見すぎない
- 上手くいかない時は、歩みを止める。
- でも、光を信じていれば、また必ず前に進める
「全部やめたい」
と思うような絶望感を感じた瞬間
実は大きな希望と可能性がすぐそこまで近づいてきています。
どうかあなたが、自分を責めることなく、
今日をそっとやり過ごせますように
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