幼少期の愛着体験は、大人になっても心に影響します
「親にもっと甘えたかった」「自分の気持ちを理解してもらえなかった」。
そうした幼少期の心の体験は、知らないうちに今の人間関係や生き方に影響を与えています。
当院では、幼少期の愛着形成に注目し、大人になってからの生きづらさや心の不安定さを根本から癒していくサポートを行っています。
子どもの「暴力」に隠れた愛着の叫び
ある知り合いの方が、「上の子が暴力的になって困っている」と相談されました。
保育園と小学校の二人のお子さんを育てるお母さんで、病気の治療のために数ヶ月入院されていたそうです。
退院後、家事と育児に追われながらも、下の子の世話に手がかかり、上の子の要求を後回しにしていたうちに、
上の子が暴力的な行動を見せるようになったとのことでした。
「暴力はいけないよ」と注意しても収まらず、お母さんは途方に暮れていました。

そこで私は、愛着の視点から子どもの心の背景をお伝えしました。
愛着の視点から見える「退行欲求」
子どもは、言葉で感情をうまく表現することができません。
入院中に感じた寂しさ、甘えたくても甘えられなかった frustration(いらだち)、そして「もっとお母さんに見てほしい」という愛情の渇望が、形を変えて“暴力”という行動になって現れたのです。
これは「退行欲求」と呼ばれるもので、心の中で「もう一度甘えたい」「安心を取り戻したい」という強い欲求があるサインです。
「安心できる関係性」が子どもの心を整える
お母さんには、まず上の子が感情を表現できるように、抱きしめる・話を聞くなどの安心を与える関わりを意識してもらいました。
すると1か月ほどで、「子どもの暴力がすっかり治まり、笑顔が増えてきました」と報告をいただきました。
子どもにとって、母親との関係は“世界の安全地帯”です。
その安心感があることで、ストレスや不安に対しても強い「心の背骨」が育ちます。

大人の生きづらさの根底にも「愛着の不安定化」がある
大人になってから、人間関係で不安を感じたり、過剰に相手に合わせてしまったり、孤独感から抜け出せない…
そうした生きづらさの多くは、幼少期の愛着の不安定化が原因であることが少なくありません。
「どうして同じことで苦しんでしまうのか」
「本当は愛されたいのに、人を遠ざけてしまう」
そう感じている方は、幼少期の心のパターンを癒すことから、新しい人生が始まります。
アダルトチルドレン専門カウンセリングで心の再生を
当オフィスでは、アダルトチルドレンの方が「自分を責める生き方」から卒業し、安心と自己受容を取り戻すためのカウンセリングとヒーリングを行っています。
愛着の傷を癒すことは、心の再生の第一歩です。
幼少期の体験に優しく光を当て、今のあなたを少しずつ自由にしていきましょう。
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