習慣を変えたいけど変えられない時に考えておくこと
「このままじゃいけない…」
そう思いながらも、なかなか習慣を変えられない。
そんな葛藤を抱えている方は多いのではないでしょうか。
私のもとに来られるアダルトチルドレンの方々からも、同じようなお話をよくお聞きします。
「不健全な習慣を続けているせいで症状が改善しないのはわかっている。でも、いざ変えるとなると難しい」

頭では理解しているのに、心と行動がついてこないのです。
私自身も過去、メタボリックと高血圧を改善するためにダイエットを始めました。
食事や運動習慣を変えるとき、最初はものすごく抵抗がありました。
特に心身がしんどい時期に、新しい習慣を取り入れることは余計に大変に感じるものです。
「変えたい」と「変えられない」二つの心の声
習慣を変えたいけれど変えられない時、大切なのは自分の中にある二つの声を聴くことです。
- 「変えたい」という声 → 不健全な習慣をやめて、症状を改善し、やりたいことをできるようになりたい。
- 「変えられない」という声 → 不健全だとわかっているけれど、それによって救われている部分もあるのでやめられない。
たとえば、ダイエットをしたいけれど、ドカ食いによるストレス解消もやめられない。
このようにアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態では前に進めません。
反発を和らげる工夫を
習慣を変える時、一番の敵は「変えたくない」という心の抵抗です。
いきなり大きな目標を立ててしまうと、その抵抗はますます強くなります。
ダイエットなら、
- いきなり厳しい食事制限をするのではなく、お腹をある程度満たしながら少しずつ量を減らす。
- 苦しい運動ではなく、楽しく続けられる軽い運動から始める。
このように反対する心の声と対話して、妥協点を見出すことが大切です。
そうすることでブレーキが弱まり、自然と前に進めるようになります。
続けるためには「楽しさ」と「ご褒美」を
習慣を変えるためには継続が欠かせません。そして、継続には「楽しさ」が必要です。
こうした工夫が「やらなきゃいけない」から「やってみようかな」に変えてくれます。
また、失敗して落ち込むのは自然なことです。
そんな時に「また立ち上がれる自分なりの回復法」を準備しておくことも、長く続ける秘訣になります。
習慣を変えるプロセスは「自分との対話」
習慣を変えるとは、自分の中の声を丁寧に聴き分ける作業です。
- 「変えたい」という声を大切に育てる。
- 「変えたくない」という声には共感し、報われない思いを受け止める。
そのうえで小さな一歩を踏み出していくと、やがて「健全な習慣を選びたい」
という気持ちが自然と強くなっていきます。
一人では難しい時は
「変わりたいけど変われない」
この葛藤はアダルトチルドレンの方が特に抱えやすいテーマでもあります。
なぜなら、幼少期から「自分の気持ちを抑えて生きる」習慣が根付いてしまっているからです。
一人では難しくても、二人で取り組めば容易に変えられることもあります。
習慣を変えるサポートを受けながら、あなたの中にある「変わりたい」という声を育てていきませんか?
まとめ
習慣を変えたいのに変えられないと感じる時は、
- 「変えたい」と「変えたくない」二つの声を聴く
- 反対の声と対話し、妥協点を見つける
- 楽しさやご褒美を工夫して継続につなげる
- 失敗しても回復の方法を用意しておく
こうしたステップを踏むことで、自然と健全な方向に進んでいけます。
習慣を変えることは、人生を変える大きな一歩です。
もし一人で抱えて苦しいと感じるなら、ぜひご相談ください。あなたが新しい自分に出会えるよう、
専門的なカウンセリングでサポートいたします。
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