精神面のセルフケアを続けるときに大切なこと
「早く治したい」「何とか変わりたい」
アダルトチルドレンの方の多くが、強い願いを胸にセルフケアへ取り組まれます。
先日も、あるクライアント様からこんなお話をお聞きしました。
カウンセラーに教わったセルフケアを毎日懸命にやっている。
でも、やればやるほど心理的にきつく感じる時がある。
こんなやり方で本当に良いのでしょうか…。

心のケアを頑張る姿勢は素晴らしいことです。
しかし、そのセルフケアが「しなければならない」という義務感や
「やらないともっと悪くなる」という不安感から続けているのなら、注意が必要です。
セルフケアの落とし穴 ― 義務感からの実践は逆効果に
クライアント様に「そのセルフケアで心が楽になったり、リラックスを感じられていますか?」と伺うと、
「いいえ。やらないと不安だから無理にやっている。強迫観念のようになっている」
とのお答えでした。

本来のセルフケアは、あなたの心を守り、安心感や安らぎをもたらすものです。
けれども、義務感や恐怖感から続けてしまうと、かえってストレスが強まり、心が疲弊してしまいます。
アダルトチルドレンの方は、もともと「頑張りすぎる」「我慢しすぎる」傾向があります。
だからこそ、セルフケアまでもが「苦しい努力」になってしまうことが多いのです。
セルフケアを行うときに感じてほしいこと
セルフケアを実践するとき、次のような感覚を味わえているかどうかを意識してみてください。
- 穏やかな気分になれているか
- リラックス感があるか
- 終わったあとに「少し楽になった」と感じられるか
- 気持ちが明るくなるか
これらが感じられているなら、そのセルフケアはあなたの心を癒す方向に働いています。
逆に、
- 強迫観念でやっている
- 不安だからやらなければと思っている
- 無理をして疲れてしまう
こうした感覚が強い場合は、セルフケアが逆効果になっているサインです。
心をいたわるセルフケアのコツ
セルフケアは「頑張るもの」ではなく「心地よさを味わう時間」であることが大切です。
- リラックスを意識しながらやってみる
- 出来なくても「まあいいか」と受け流す
- 気が乗らないときは無理にせず、休むこともセルフケアと考える
このように、優しい気持ちで取り組むと、心に少しずつゆとりが生まれます。
そのゆとりが、脳や心の回復力を高めていくのです。
ひとりで頑張りすぎないでください
アダルトチルドレンの方が最も苦しみやすいのは
「自分ひとりで何とかしなければならない」という思い込みです。
セルフケアは確かに役立つ方法ですが、時にそれが新たな苦しみを生んでしまうこともあります。
心の回復には、安心できる関係の中で感情を安心して表現できる場が欠かせません。
ナカムラヒーリングオフィスでは、アダルトチルドレン専門のカウンセリングを通して、
あなたが「ひとりで頑張らなくてもいい」状態へと導いていきます。
まとめ
セルフケアは「快の感覚」「リラックス」を伴うことが大切です。
義務感や不安から無理に続けてしまうと、かえって心が疲れてしまいます。
あなたの心をやさしく癒すために、ぜひ専門のカウンセリングも取り入れてみてください。
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